ゴールデンカムイの舞台「網走監獄」を歩く。写真なしで語る網走の歴史

ゴールデンカムイでも登場!北海道「網走監獄」へ行ってきました(写真なし)

皆さんこんにちは、こんばんは。
現在2025年10月9日。あと30分でまた一つ歳を重ねようとしているオペル(opel)です…。

年々、月日が流れるのが本当に早くなってきましたね。
来年はどれくらい早く感じるんでしょうか?考えるだけでちょっと怖いです。

さて今回は、人気アニメ『ゴールデンカムイ』にも登場した「網走監獄」の紹介です。
そしてなんと今回は、ブログ初の“写真一切なし”回!感想だけで勝負します。

ブログで写真出さないとかなめてるんですか!?
ただでさえ見てくれないのに、誰も見てくれなくなりますよ!!

実は網走監獄、監獄内の写真NGなのよ…

網走監獄とは?

網走監獄は北海道・網走市にある野外博物館です。
もともとは北海道開拓のために、内地から政治犯や暴力団関係者を移送・収監していた施設でした。

館内にはいくつもの建物があり、当時の生活をリアルに再現した人形や音声などで、囚人たちの苦労を体感できるようになっています。

SNSやブログへの写真投稿は禁止されており、今回記事にするか悩んだのですが――
「語彙力で勝負してみよう」と思い、あえて挑戦してみることにしました。

万年コミュ障のあなたにそんな語彙力あるんですか…?

ないけど頑張る!!

網走監獄までの道のり。

札幌から網走までは片道およそ8時間
前回紹介した「ちゃちゃワールド」も目的地だったのですが、せっかくなので網走監獄も見ておきたいと思い、1泊2日の弾丸ツアーを決行しました。

1日目が「網走監獄」、2日目が「ちゃちゃワールド」。
まさに強行スケジュールです。

網走監獄に到着して最初に思ったのは――
「門がデカい!!」というどうでもいい感想(笑)。

到着は昼の12時頃。すでに多くの観光客で賑わっていました。
建物が多く、一つ一つをじっくり見て回るとかなり時間がかかります。
私は昼食も取らずに回りましたが、それでも見学に6時間かかりました。

しっかり見たい方は、開園時間からの入場をおすすめします。

印象に残った展示①:舎房と中央見張所

まず紹介したいのは「舎房および中央見張所」。
いわば、受刑者たちが収監されていた牢獄エリアです。

全体的に木造で、どこか寂しさを感じる建物。
牢の壁は斜めになっており、向かい合った受刑者同士が会話できないように設計されています。
中央の見張り所から全体を見渡せる構造にも、当時の知恵と建築技術を感じました。

アニメ『ゴールデンカムイ』でも同様の構造が登場しており、銃撃戦の舞台にもなっていましたね。
そのシーンを覚えている方も多いのではないでしょうか?

またこの牢には、「昭和の脱獄王」と呼ばれ、『ゴールデンカムイ』の登場人物・白石由竹のモデルにもなった白鳥由栄(しらとり よしえ)が実際に収監されていたそうです。
天井の間をすり抜けて脱獄する様子を再現した人形展示もあり、思わずクスッとしてしまいました。

印象に残った展示②:監獄歴史館と囚人たちの労働

続いて印象に残ったのは「監獄歴史館」。
ここでは、収監された人々がどれほど過酷な環境にいたのかを知ることができます。

当時はまだ道路が整備されておらず、囚人たちは北見方面までの道を素手で作っていたそうです。
極寒の北海道での作業は過酷を極め、200名以上が命を落としたとのこと。
遺体を持ち帰ることもできず、道端に遺棄されていた――そんな悲しいエピソードも紹介されていました。

後に、一人の僧侶が不憫に思い、遺体をすべて掘り起こして供養したとのことです。
その話を読んだときは、胸が締め付けられる思いでした。

…なんで泣いてるの?

だって、こんなに過酷だったなんて知らなくて…

今日通ってきた道も、囚人の人たちが作ったのかもしれないね。

写真NGでも伝わる“重み”

館内はブログなどでの写真掲載がNGですが、個人での撮影はOKです。
私も思わず、リアルすぎる人形を何枚も撮ってしまいました(笑)

展示はどれもリアルで、当時の生活の厳しさを感じ取れる内容ばかり。
「今、自分がどれだけ恵まれているか」を実感できる貴重な体験でした。

網走へ行く機会があれば、是非一度は訪れてみてください。
静かに、でも強く心に残る場所です。

まとめ

網走監獄は、単なる観光地ではなく「北海道の歴史そのもの」を感じられる場所でした。
囚人たちの労働や生活を通じて、今の豊かさが誰かの犠牲の上にあることを改めて考えさせられましたね…
写真がなくても、心に残る“重みのある体験”ができました。是非網走へ来た際には訪れてみることをお勧めします。