札幌で歴史を感じる旅―北海道開拓の村レポート

最近ゴールデンカムイにはまっていまして…

皆さんこんにちは、こんばんは。
最近「ゴールデンカムイ」を見始めたオペルです。2022年に原作コミックは完結しましたが、北海道のお土産屋では今も関連グッズが並んでおり、その人気の高さがうかがえます。
私は正直あまり興味がなかったのですが、知床に宿泊した際に置いてあったコミックを手に取り、一気にハマってしまいました。今はアニメを追いかけていますが、展開がどうなるか楽しみですね。

今回は、札幌市にある「北海道開拓の村」を紹介します。

撮影現場にもなっている「北海道開拓の村」とは?

「北海道開拓の村」は、明治から昭和初期にかけて北海道で実際に使われていた建物を移築・再現した野外博物館です。
民家や商店、写真館、郵便局、病院など、まるで当時の町並みがそのまま再現されていて、一つひとつの展示を見て回るだけで時間を忘れてしまいます。私は全ての建物に立ち寄り説明を読んでいたら、なんと6時間近く滞在していました。それほど充実した施設です。

また「ゴールデンカムイ」の実写映画でも、この開拓の村の建物が撮影に使われています。館内には撮影時の写真や展示もあり、ファンならさらに楽しめるはずです。

開拓の村の玄関口「旧札幌停車場」

まず出迎えてくれるのが出入り口となっている「旧札幌停車場」。大きな建物で、入場料の支払いもここで行います。
入場料は大人1人1000円(北海道在住者や障がい者は800円、証明書類が必要)。中には自販機やお土産コーナー、そして映画出演者のサイン色紙なども展示されています。
人気キャラクター「杉本」「アシㇼパ」のグッズは売り切れでしたが、他のキャラの商品はまだ余裕がありました(笑)

寄付で移築された「旧青山家漁家住宅」

実際に寄付された建物もあります。そのひとつが「旧青山家漁家住宅」。鰊漁を営んでいた家で、母屋には最大60人の漁夫が寝泊まりしていたそうです。

3人の女性が全員分の食事を作っていたとのことで、当時の生活の大変さが伝わってきます。対して「親方」は一人部屋で生活していたようで、立場の違いも興味深い展示でした。

人々の生活を感じる「商店街」

村の中央には商店街のようなエリアがあり、商店や旅館、理髪店、新聞社、染物屋などが並んでいます。人形や音声を使って当時の暮らしを再現しており、歩いているだけでタイムスリップした気分に。
写真は理髪店ですが、角度によっては少しシュールに見えるのも面白かったです。

疲れた時は「馬車鉄道」で移動

開拓の村には50以上の建物があり、歩いて回るとかなり体力を使います。そこで便利なのが「馬車鉄道」。本物の馬が村の入り口から奥まで移動してくれるサービスです。
追加料金はかかりますが、足が疲れた方にはおすすめ。私は使わず徒歩で回ったので6時間コースになってしまいました(笑)

ちょっと休憩「開拓の村食堂」

館内には食堂もあります。昼食に利用できるので安心です。私は塩ラーメンの大盛を注文。特別に特徴があるわけではありませんが、シンプルで普通に美味しかったです。
長時間の見学で疲れた体に染みる一杯でした。

北海道の歴史と物語に浸れる開拓の村へ

今回訪れた「北海道開拓の村」は、ただの博物館ではなく、まるでタイムスリップしたように当時の生活や文化を体感できる場所でした。建物ひとつひとつに物語があり、展示や雰囲気から先人たちの暮らしぶりを感じ取ることができます。
建物の雰囲気だけではなく、匂いもどこか懐かしさを覚えました。
特に「ゴールデンカムイ」の撮影現場にもなっていることから、作品ファンにとっても聖地巡礼のような楽しみ方ができるのも魅力です。
写真を撮りながら散策しましたが、写真の総数が370枚ほどになってしまいましたw

今回紹介した建物以外にも多くの展示物があります。体験型の展示もあり、札幌市中心部からもアクセスしやすいので、観光やツーリングの合間にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

次回は9月の3連休で斜里町まで走ってきたので、その様子をお届けします。
乞うご期待ですよ!!