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北海道も冬本番、バイクはそろそろ冬眠の季節
皆さんこんにちは、こんばんは。
とうとう北海道も季節的には冬に入り、ぼちぼちと初雪も観測されるようになってきました。
こうなってくるともうバイクはオフシーズン。好きな人はタイヤにスパイクを打ったり、雪道用の装備を揃えて冬ツーリングを楽しむようですが、多くのライダーは倉庫や車庫にバイクを保管して「春の再会」を待つことになります。
今回は、私が実際に行っているバイクの冬季保管方法について紹介します。
特に北海道のような寒冷地では、少しの準備が春のトラブル防止につながります。
北海道ライダーの冬の過ごし方とは?

まず、北海道のライダーが冬にどんなふうにバイクを扱うかですが、主に以下の3パターンがあります。
- 自宅の車庫やガレージに保管する
- レンタル倉庫を借りる
- バイクショップに冬季預かりを依頼する
ショップに預ける場合、場所にもよりますが大体2万円〜3万円ほどかかります。
その代わり、バッテリー外しや簡単な点検、洗車などをしてもらえるので、保管環境としては安心です。
ただ、預けるにも予約や搬送の手間がかかり、オンシーズンに取りに行くのも少し面倒。
私も以前はショップに預けていましたが、引っ越しを機に車庫を借りられたので、今では自宅で保管するようにしています。
結果的に費用も抑えられ、ちょっとしたメンテも自分のタイミングでできるので、今のところ満足しています。
保管前の下準備がすべてを決める!

冬季保管で一番大切なのは「保管前の準備」です。
これを怠ると、春になってエンジンがかからない・タイヤが変形している・錆が出ている…なんてことにもなりかねません。
① ガソリン・燃料系の処理
- キャブ車:ガソリンが劣化して詰まるのを防ぐため、キャブレター内のガソリンを完全に抜く。
→ ドレンボルトを開けて抜くか、エンジンが止まるまでアイドリングして燃やし切る。 - インジェクション車:タンク内の錆を防ぐため、満タンにしておく。
→ ガソリン添加剤(例:フューエルワン)を入れるとより安心。
私のW400はキャブ車ですが、正直キャブのガソリン抜きはやっていません。
その代わり、週に一度30分ほどエンジンをかけて暖機運転し、ガソリンを循環させるようにしています。
週に一度エンジンをかけることができないようであれば、上記ガソリン抜きを実施したほうがいいと思います。
② バッテリーの保護
取り外して室内保管するのが基本です。
寒さで自然放電が進むと、春にはバッテリーが上がっていることもあります。
- 定期的に充電(1〜2か月に1回)しておく
- バッテリーメンテナー(トリクル充電器)をつなぎっぱなしにしておくのもおすすめ
③ タイヤの変形防止
長期間同じ場所に置くと、接地面が変形することがあります。
スタンドアップ保管が理想ですが、難しい場合は:
- 空気圧を少し高めにする
- 1〜2週間に一度、少し動かして接地面を変える
私の場合は暖機運転時に前後に少し動かして対応しています。
④ 洗車と防錆対策
保管前には念入りな洗車を。泥や虫、塩分は錆の原因になります。
完全に乾かしたあと、金属部分やボルト類には防錆スプレー(KURE 5-56ではなくゴムに優しいタイプ)を軽く吹き、チェーンにはたっぷり給油します。
この作業を丁寧にするだけで、春の復活時にかなり差が出ます。
⑤ カバーと保管環境
屋内保管が理想ですが、屋外なら:
- 防水&通気性のあるバイクカバーを使用
- 地面にすのこや板を敷いて湿気対策
- 直射日光・雪・風を避ける場所を選ぶ
「たかが保管、されど保管」です。
冬の間も愛車をきれいに保っておくことで、春の走り出しが何倍も気持ちよくなります。
まとめ:冬の準備が春の快走を生む
冬季保管は手間に感じるかもしれませんが、きちんと準備しておくことで、春に余計なトラブルを防げます。
自宅保管でも、ポイントさえ押さえれば十分に安全に越冬可能。
冬の間はメンテナンスを楽しんだり、次のツーリング計画を立てるのも良いですね。
愛車をしっかり休ませて、また春に気持ちよく走り出しましょう!