レザークラフトで使う金具の素材選び|真鍮と鉄の違い・メリット・デメリットを解説

意外と見落としがちな金具素材

レザークラフトで使用される金具には、真鍮や鉄を使ったものが多くあります。

特に真鍮金具は革との相性が良く、財布やキーケースなどで人気があります。

なぜ真鍮や鉄の金具が多く使われるのか、素材ごとのメリット・デメリット、作品に合わせた金具の選び方について詳しく解説します。

皆さんこんにちは、こんばんは。
バイクを弟に返却したオペル(opel)です。

これでしばらくバイクなしです。
一度はコーヒーツーリングしたかった…

楽しみは今度に取っておいて、冒頭でお伝えしていたレザークラフトで使用される金具の素材、その種類の選び方について解説していきます。

レザークラフトの人気金具素材「真鍮(ブラス)」

真鍮は、銅と亜鉛を混ぜた合金です。
レザークラフトでは昔からよく使われている素材で、独特の金色と経年変化が魅力です。

メリットとしては以下の点が挙げられます。

①高級感がある

真鍮特有の金色は、革との相性が非常に良いです。

特に、

  • ヌメ革
  • オイルレザー
  • 茶系の革
  • ヴィンテージ風の作品

などとは相性抜群です。

新品時は明るいゴールドですが、使い込むことで酸化して色が落ち着き、アンティーク調の雰囲気になります。

② 経年変化を楽しめる

真鍮の大きな特徴は「育つ素材」という点です。

使用していると、

新品 (明るい金色)

少しくすむ

深みのあるアンティークカラー

というように経年変化していきます。

革のエイジングと一緒に、ホックやファスナーなど金具の変化も楽しむことができます。

③ 錆びにくい

真鍮は鉄と比べると錆びにくく、多少の水分や湿気にも強いです。

ただし、完全に錆びないわけではなく、表面に黒ずみや緑青(ろくしょう)が出る場合があります。

真鍮のデメリット

① 価格が高い

鉄製金具と比べると材料費が高くなります。

そのため、同じ形状でも真鍮製のほうが販売価格は上げやすいですが、原価は上がります。

私の使用しているバネホックなども真鍮の為、やっぱり値段が高くなってしまいます。

② 柔らかい

真鍮は鉄より柔らかいため、強い衝撃や負荷がかかる部分では変形する可能性があります。

ベルト部分など、強い力がかかる場所では厚みや作りを確認する必要があります。

安定した強度で使いやすい「鉄(スチール)」

鉄(スチール)は、真鍮よりも強度が高く、実用性を重視したレザークラフト作品によく使われる素材です。
黒染めやメッキ加工された金具として、レザークラフトでもよく使われます。

① 強度が高い

鉄の最大の特徴は丈夫さです。

力がかかる、

  • ベルトループ
  • バッグの金具
  • バイク用キーケース
  • 頻繁に開閉する金具

などに向いています。

② 価格が安い

真鍮より材料費が安いため、作品価格を抑えたい場合にも使いやすい素材です。

試作品や普段使いの商品にも向いています。

③ 無骨な雰囲気が出せる

黒染めされた鉄金具は、

  • ミリタリー系
  • バイク系
  • ワーク系
  • 男性向けデザイン

との相性が良いです。

革に合わせると、重厚感のある印象になります。

鉄のデメリット

① 錆びる可能性がある

鉄は水分や湿気によって錆びます。

特に表面加工が傷ついた場合、そこから錆びることがあります。

② 経年変化は真鍮ほど楽しめない

鉄も使い込むことで傷や味は出ますが、真鍮のような色変化を楽しむ素材ではありません。

真鍮と鉄、どちらを選ぶべき?

高級感・経年変化を楽しみたい場合

真鍮がおすすめ

例:

  • 財布
  • トラッカーウォレット
  • キーケース
  • ヌメ革作品
  • プレゼント用作品

革と一緒に育つ楽しさがあります。

強度・価格を重視する場合

鉄がおすすめ

例:

  • ベルトループキーホルダー
  • バイク用品
  • バッグ金具
  • 日常的に酷使するもの

多少雑に扱っても耐えやすいです。

その他の金具素材

ステンレス

特徴:

  • 錆びに強い
  • 強度が高い
  • シンプルな見た目

向いているもの:

  • 水回りで使うもの
  • アウトドア用品
  • 長期間使う作品

ただし、加工が難しく価格は高めです。

アルミ

特徴:

  • 軽い
  • 錆びにくい
  • 安価

メリット:

軽量な作品に向いています。

デメリット:

柔らかく、傷が付きやすいです。

亜鉛合金(ダイキャスト)

特徴:

市販されている安価な金具では、よく使われている素材です。

メリット:

  • 安価
  • デザインが豊富
  • メッキ加工しやすい

デメリット:

強度は真鍮や鉄より劣ります。

私は主に「協進エル」「クラフト社」の金具を購入し使用しています。
そのほとんどが真鍮製で、安く抑えたい時などは鉄製の金具を使用しています。

ダイソーなどで販売されているキーホルダー金具などは亜鉛合金で作られているものが多いです。

まとめ

レザークラフトの金具選びは、単純に「高い素材が良い」というわけではありません。

革の種類や作品の用途によって選ぶことが大切です。
私は高級感があるという理由で真鍮製の金具を多く使っています。

素材特徴向いている作品
真鍮高級感・経年変化財布、キーケース、革小物
丈夫・安価・無骨バッグ、ベルト、バイク用品
ステンレス錆びに強いアウトドア用品
アルミ軽量軽い小物
亜鉛合金安価で種類豊富低価格作品

革が経年変化するように、金具にも素材ごとの変化があります。

革・金具・デザインの組み合わせを考えることも、レザークラフトの楽しみの一つです。

金具は小さなパーツですが、作品全体の印象や耐久性を大きく左右します。革の種類や用途に合わせて、自分に合った金具選びを楽しんでみてください。

それではまた。