バイクを諦めた三連休【後編】セイコーマートと温泉、そして“地獄の寝床”の夜

初めに

皆さんこんにちは、こんばんは。
35℃という猛暑でとろけそうになっているオペルです。
とうとう私の自宅にスポットクーラーを導入しました。
高い買い物でしたが、何かあってからでは遅いですからね。必要経費です…。

さて、本日は熊石でのキャンプ最終章となります。
前回は「熊石歴史記念館」についてご紹介させていただきました。

熊石キャンプ場の現実

歴史記念館を後にした私ですが、ここで大事なことに気づきます。

「夕食がない!!」

そうなんです。泊まる予定のキャンプ場の近くには飲食店がなく、弁当なども用意していませんでした。
そこで歴史記念館の職員の方に「食料を買える場所はないか」と伺ったところ、

「セイコーマートがあるよ。あとは近くに商店があるね。ここらへんだとそこしかないよ。」

とのこと。時間も遅くなりそうだったので、迷わずセイコーマートへ向かいます。

救世主はやっぱりあの店(セイコーマート!!)

セイコーマートとは、北海道で広く愛されているコンビニチェーンで、私の中ではコンビニランキング第1位です。
店舗によっては「ホットシェフ」と呼ばれる店内調理の総菜があり、ツーリング先でもセイコーマートだけはあったりするので、よく利用させてもらっています。

立ち寄った店舗にもホットシェフがあり、ザンギやポテトなどの惣菜を横目に弁当を確保。
朝食分で総菜パンもゲットし、これで夕食、朝食問題はひとまず解決です。

癒しの温泉とパンツ一丁のおじいさん

そして次に向かったのは、「見市温泉(けんいちおんせん)」という温泉宿。
こちらは明治から続く老舗温泉で、かつては湯治にも使われていたそう。
この温泉も歴史記念館の職員の方から教えていただきました。

写真は撮れませんでしたが、サウナや打たせ湯などの最新設備こそないものの、大浴場と露天風呂がありました。
特に露天風呂は、最近よくある“囲いだらけ”の露天風呂ではなく、男女を仕切る壁以外は開放感にあふれたオーシャンビュー!
近くには川も流れており、せせらぎの音がなんとも心地よく、癒しの時間を過ごすことができました。

…ただし、休憩所ではパンツ一丁のおじいさんがくつろいでおり、地域密着型温泉の空気感をひしひしと感じました(笑)。

謎の儀式?暗闇で黙々と食べる2人の男

キャンプ場に戻ると、さっそくセイコーマートで購入した弁当をいただきます。
セブンイレブンなどの大手チェーンがある中、セイコーマートのお弁当には“底上げ”がない点も含めて信頼感があり、私は断然セイコーマート推しです。

ちなみに食事は、弟と2人でバンガローの外にある芝生の上で。
持参したアルコールランプの灯りだけを頼りに、男2人が小さなテーブルを囲んで無言で黙々と弁当を食べる様子は、傍から見ると完全に“何かの儀式”状態(笑)。
後で写真を見返して、ちょっとゾッとしました。

写真は明るく見えるかもしれませんが、実際にはもっと暗い感じでした。。。
食後は、これまたセイコーマートで買ったお酒で軽く酒盛り。
これもまた…傍から見たらかなり怖かったに違いありません(笑)。

忘れたマット、硬い床、そして地獄の夜

そしてそのまま就寝。…ですが前回もお伝えした通り、私はマットを忘れており、二段ベッドの硬い床に寝袋だけという環境。
そして山の中ということも相まって、虫がすごい!!小さな虫が元気に飛んでいました。。。
お察しの通り、夜中に何度も目が覚め、朝起きたら全身バキバキ…。まさに“地獄の寝床”でした。

静かに始まる撤収、そして札幌へ

翌朝7時には身支度を終え、キャンプ場を出発。
「早くない?」と思うかもしれませんが、早く帰ってシャワーを浴びたいという気持ちが強かったので、この時間に出ます。
管理棟にはすでに職員の方がいらっしゃったので、鍵を返してそのまま出発。
昼過ぎには無事に札幌の自宅へ到着しました。

まとめ

熊石キャンプ旅は、自然と歴史、そして地元の温もりを感じることができるとても濃い体験でした。
観光地としての派手さこそないものの、熊石ならではの静けさと、人との距離感、そしてセイコーマートの安心感(笑)。
ちょっとしたハプニングも含めて、全部が思い出になる。そんな旅になりました。

次回はもっと快適に眠れるよう、忘れ物チェックは入念にしようと心に誓いながら――
今回の旅のレポートを締めさせていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!